営業の受注率が向上するAI商談解析クラウド ACES Meet

OJTの期間が1/4に短縮!ACES Meetを新人研修に転用し早期の立ち上がりを実現

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株式会社9E

代表取締役

大日向 佑介さん

  • OJT
  • 人材サービス
  • 従業員数:5-20名

導入前の課題

  • 従業員のパフォーマンスを評価する仕組みが整備できていない

ACES Meetの活用法

  • 求職者との面談における上長からのフィードバック
  • CA(キャリアアドバイザー)間での情報共有
  • 新規採用者研修や新人教育

導入後の効果

  • リモートワーク環境でのフィードバック体制の確立
  • 動画の共有による効率的な新人教育

株式会社9E(キュウイー)は、インサイドセールスやカスタマーサクセスの人材紹介を手がける企業です。

同社はCAと求職者とのオンライン面談や電話について、録画や文字起こしを一元的に担うツールを求め、ACES Meetの導入を決断。その結果、リモートワーク環境でのフィードバックという本来の目的はもちろん、新人へのOJTで効果を実感されています

今回は代表取締役の大日向さんに、ACES Meetの活用法や導入による効果を伺いました。

面談の録画・録音と文字起こしができるツールを求めていた

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―― ACES Meetの導入を決意した背景を教えてください。

元々オンライン面談や電話でのやり取りを録画(録音)し、共有できるサービスがないか調べていました。その背景には、リモートワーク下で従業員のパフォーマンスを評価する仕組みを整備したいというニーズがありました

たとえば、面接対策の面談に課題があると感じているCA(キャリアアドバイザー)に対して、上長から改善につなげるアドバイスをしても、次回以降の面談にアドバイスを活かせているか判断できません。対面なら上長が同席して達成状況を確認する運用が可能ですが、リモートワーク主体だと把握が難しいという課題がありました

また、CAが自分で課題を提出するフローを導入する以前は、フィードバックの仕組み自体がありませんでした。入社したての頃は出社してもらい、上長から直接指導を受ける体制にしていますが、研修期間が終わりリモートに移行した後は、ほぼ当人のやり方に任せていたのです。

動画があれば、同席できなくてもデータを共有してフィードバックに活かせます。電話の音声を録音したり、面談を録画したりと一部のニーズを満たすサービスは他にも見つけられますが、文字起こしまで一元的に担うツールと考えると、ACES Meetの導入が適切だと判断しました

フィードバックから案件共有・提案準備に至るまでフル活用

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―― CAの基本的な業務の流れを教えてください。

CAは通常、Webからお問い合わせをいただき、その後希望者と1時間程度の面談を実施します。初回の面談では、企業や業種・職種などの嗜好性を確認するためにやり取りを重ねます。ヒアリングが済んだら、2回目の面談で具体的な求人の紹介を行うケースが一般的です。

少しでも希望に沿う可能性があれば、積極的に案件を伝えるスタンスを取り入れています。数でいえば、面談の前に20~30求人程に絞ってから求職者には10求人程度を紹介することが多いです。

応募先をどこにするか大まかな方向性が定まったら、求職者から職務経歴書を出してもらいます。そして次の面談で職務経歴書の添削を行い、4回目の面談で応募先を決めてエントリーに進むという流れです。

基本的には初回面談から応募まで、最低でも4回の面談を実施します。ただし面談の回数には幅があり、人によっては5〜6回繰り返すケースも少なくありません。

―― ACES Meetの活用方法はいかがでしょうか?

面接対策の様子を確認するために活用しています。応募先が決まったエントリー後の面談では、求職者の面接対策を実施します。フィードバックのために私も同席する場合がありますが、すべてのケースではありません。

さらに、動画を見て取引先の企業様に紹介しても問題がない人物か、担当CAの面談内容に改善点がないか確認しています。CAの対応にブラッシュアップできる余地があれば、求職者の良いところを引き出せないか、担当CAにアドバイスの仕方を指導する場合もあります。

エントリー後の面談以外での主な用途は、初回面談の録画です。また、2回目や3回目の面談でも録画を確認する場合があります。求職者の状況に合わせて、初回面談、エントリー準備、求人の選択など、ツールの使用場面を変えて活用しています。

求人を選ぶ面談で使うケースであれば、正確な記録を残すというよりも、応募先がどのように決まったのか、プロセスを確認するためという意味合いが大きいです。

―― 他の業務でACES Meetを使うタイミングはありますか?

マネジメントの観点でいうと、インプット材料として勉強するために使うことが多いかもしれません。成功事例を確認して、研修資料を作るときの参考にしています

弊社では月に1回、一番良かった面談のデータをCAに提出させる業務フローがあることが特徴です。その際、面談の参加者やマネジメント層以外でも録画を見られる場所を用意して、新人に「これ、見といてね」とチャットでURLを共有しています

全体的には、上下の情報共有というより、人材育成(OJT)の一環として録画や文字起こしのデータを利活用しています

今までインプットした内容に同じようなケースがない場合、過去の面談から似たような事例を見つけ、対策を講じる際の参考にしています。また、先輩社員が求人紹介を行う際の様子を確認できるため、提案の仕方や案内の方法を学んでもらう場合もあります。

まとめると、CAでの活用方法は主に4つあり、1つ目は面接対策や初回面談のフィードバックです。2つ目は研修や育成における資料作りとしての用途です。面談動画を資料の一部に流用し、研修で学ぶ内容がスムーズに頭に入るよう、オンボーディングのために活用しています。3つ目はCA間で共有したい情報があるときの受け渡しです。4つ目はより具体的な提案の仕方をインプットする材料です。

RA(法人営業)の業務では、新規で契約した企業の情報を整理するために、企業様との面談を録画する場合もあります。

新人研修(OJT)の期間が短くなったのは想定外の効果

―― ACES Meetを導入した目的を達成できていると感じますか?

当初の目的であるリモートワーク下での効果的なフィードバックや新人教育(OJT)の推進は達成できたと感じています

―― ACES Meetの機能で、特に役立ったと感じたものがあれば教えてください。

基本的な録画や文字起こし機能以外でいうと、2倍・3倍速で再生できることは時短に役立っていますURLを伝えるだけで録画データを共有できることも簡単で便利です

また、面接対策のためにCAとの面談内容を求職者が振り返る際にも重宝しています。CAから口頭でフィードバックを伝えても、面談は1時間程度の長丁場に及ぶこともあり、メモが間に合わないケースも少なくありません。

しかし、後で求職者が動画を見返すことができれば、CAから受けたアドバイスの抜け漏れがなくなり、面接対策をスムーズに実施できます。

―― ACES Meetを使ってみて、想定外の効果があれば教えていただけますか?

ACES Meetは新人研修(OJT)の推進に大きく役立っています。今までは研修プログラムを作成しても、なかなか普及せず、企画倒れに終わるケースが多くありました。

新規で新人に共有したい事例が出てきても、言葉だけで十分に伝えることは困難です。また、はじめのうちは実務を経験して取り入れた知識をものにする必要がありますが、新規で求職者が登録しないとスキルアップを図れません。

しかしACES Meetの導入により、過去の面談からピックアップして「これ、見といてね」という指導ができるようになりました新人研修(OJT)の期間も1ヵ月程度から約1週間に短縮され、非常に役立っていると感じています

―― ありがとうございました!

■お話を伺った方
大日向 佑介さん
2008年、フューチャーアーキテクト株式会社(現フューチャー株式会社)に入社。大手流通小売業のコンシューマのプロジェクトに従事し要件定義・システム開発・マネジメント等を担当。2012年、株式会社エス・エム・エスに転職。介護事業者向けSaaS事業のマーケティング担当やサービス企画責任者等を経て介護従事者向け教育事業の責任者として事業拡大を牽引。2020年、株式会社9Eを創業し現在に至る。
■取材・執筆
讃岐 勇哉
出版社、広告代理店、制作会社、事業会社で雑誌や広告、Webメディアの編集や運用、デジタルマーケティングに携わる。2016年、DeNA入社。メディアや広報、ブランディング業務などを担当。その後、Webマーケティングメディア『ferret』で編集長業務、SEO・コンテンツマーケティング責任者として従事。2023年5月よりACESにマーケターとして参画。
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