【2024年5月版】世界の人気GPTsランキングTOP10
更新日:2024年07月26日
公開日:2024年05月30日
OpenAIがchatGPTの有料版ユーザーに提供するサービス「GPTs」。画像やコードなど目的のものを簡単に作成できるサービスであり、業務の効率化や趣味に役立てる人も多いでしょう。
5月のランキング結果は、先月よりもデザインや画像生成系のGPTsが順位を上げている印象です。一方、文章生成系GPTsには大きな順位変動はないものの、抽象的な概念をシンプルに説明するサービスが新たにランクインしています。
目次
- 1 2024年5月版|GPTsランキング
- 2 第1位:image generator(画像生成)
- 3 第2位:Write For Me(記事作成)
- 4 第3位:Scholar GPT(論文検索)
- 5 第4位:Canva(デザイン作成)
- 6 第5位:Consensus(論文検索)
- 7 第6位:Logo Creator(ロゴ作成)
- 8 第7位:Photo Realistic GPT(画像生成)
- 9 第8位:Code Copilot(コード生成)
- 10 第9位:Humanizer Pro(文章修正)
- 11 第10位:Universal Primer(概念の解説)
- 12 注目GPTs|Copywriter(広告文作成)
- 13 GPTsランキングをチェックし、AIトレンドを押さえよう
2024年5月版|GPTsランキング
2024年5月版の人気GPTsのランキングです。
順位 | GPTs名 |
---|---|
第1位 | image generator(画像生成) |
第2位 | Write For Me(記事作成) |
第3位 | Scholar GPT(論文検索) |
第4位 | Canva(デザイン作成) |
第5位 | Consensus(論文検索) |
第6位 | Logo Creator(ロゴ作成) |
第7位 | Photo Realistic GPT(画像生成) |
第8位 | Code Copilot(コード生成) |
第9位 | Humanizer Pro(文章修正) |
第10位 | Universal Primer(概念の解説) |
参考:GPTs(ジーピーティーズ)とは?特徴や使い方、注意点を解説
参考:ChatGPT(チャットGPT)とは?料金や始め方、上手に使うコツを紹介
第1位:image generator(画像生成)
image generatorは、プロンプトの入力により画像を生成できるサービスです。画像のタッチやシーンをテキストで指示するだけで、わずか数秒でハイクオリティなイラストを作れます。
プロンプトは詳細なほど再現度が高くなりますが「会議室」「子どもたち」のように、単語での指定も可能です。プレゼンテーションでのアイデアの視覚化や、個人的なアート作品の生成でも活躍するでしょう。
第2位:Write For Me(記事作成)
Write For Meは、記事作成ができるサービスです。書きたい記事のキーワードを入力すると「記事の目的」「ターゲット」「文章のトーン」などの質問をもとに、アウトラインを作成できます。
必要な要素はGPTs側から質問してくれるため、文章が苦手な人でも簡単に記事作成が可能です。SEOライターのような記事を大量に作りたい人や、エッセイや物語などの創作活動を行う人にも向いています。
第3位:Scholar GPT(論文検索)
Scholar GPTは、Consensusと同様に論文をもとに回答を行うサービスです。Google Scholarをはじめとした信頼できる学術リソースにより、幅広いトピックに対して正確な情報を提供します。
回答には必ず学術論文のリンクがついており、気になった情報へすぐにアクセスが可能です。学生や研究者、専門家など幅広い層による活用が期待できます。
第4位:Canva(デザイン作成)
Canvaは、ブラウザツールでもおなじみのデザイン作成サービスです。ロゴやサムネイル、プレゼンテーション資料の作成など、専門知識がなくてもさまざまなデザイン生成を行えます。
生成されたデザインは、ユーザーが好みに合わせて編集することも可能です。プレゼンテーションで急遽デザインが必要になった人や、日常的にコンテンツを作る人に向いています。
第5位:Consensus(論文検索)
Consensusは、2億件の学術論文を検索し、確かな引用を含んだ回答をしてくれるサービスです。「GPT Store」発表以来、継続してランキング入りしています。
ChatGPTでは回答のソースを得られないことも多いですが、Consensusを使えば信頼度の高い情報を得られます。研究者や学生はもちろん、忙しくて論文を読み込めないメーカーの担当者にもオススメです。
第6位:Logo Creator(ロゴ作成)
Logo Creatorは、ロゴを作成できるサービスです。ロゴの雰囲気や色彩などをテキストで入力すると、簡単にロゴを作れます。
今回Logo Creatorでロゴ生成を行ったところ、わずか30秒でこのような作品が仕上がりました。
複雑なデザインにも対応できるので、スタートアップ企業やブランドなどのロゴのアイデア出しにも向いています。
第7位:Photo Realistic GPT(画像生成)
Photo Realistic GPTは、まるで写真のようなリアルな画像を生成できるサービスです。今回は、プロンプト「fashion woman portrait」で画像を生成してみました。
一眼レフカメラで撮影した写真かのような、高画質かつ緻密な画像が生成されました。プロダクトデザイナーや研究者が用いる、プレゼンテーション資料などにも活用できるでしょう。
第8位:Code Copilot(コード生成)
Code Copilotとは、プログラミングをサポートするサービスです。ユーザーが作りたいコードを指示すると、いくつかの選択肢から最適なプランを選びプログラムを作成してくれます。
アドバイスが親切でわかりやすく、初心者はもちろんコードのミスを発見したいプログラマまで幅広い層にオススメです。
第9位:Humanizer Pro(文章修正)
Humanizer Proは、AIで生成した文章を人間が書いたもののように自然に修正してくれるサービスです。AIで生成された文章は冗長になりやすく、そのままの使用はしにくいと感じる人は多いでしょう。
Humanizer Proを使用すると、人間らしいテキストへの修正が可能です。記事作成サービスのWrite For Meや、論文検索のConsensusと組み合わせての使用も効果的でしょう。
第10位:Universal Primer(概念の解説)
Universal Primerは、複雑な概念を身近なものに例えて説明してくれるサービスです。Universal Primerにどのようなことが得意か聞いたところ、科学や技術、数学やエンジニアリングなどと返答がありました。
今回はあえて歴史上の出来事として「本能寺の変」について説明してもらいました。
すると、本能寺の変の登場人物を、CEOと副社長に置き換えた説明が返ってきました。現代の肩書きに変換した説明により、歴史上の出来事が理解しやすくなりました。
注目GPTs|Copywriter(広告文作成)
ランキングTOP10には入らなかったものの、これから注目が集まりそうな優れたGPTsも見逃せません。
Copywriter(広告文作成)は商品やサービスの売り込み文句を自動生成してくれるツールです。今回は「子ども用写真館」の広告文を作成してみました。
商品やサービスの内容を、ガイドに沿って入力していきます。
すると、ターゲット層の特徴やセールスポイントを押さえたキャッチーなフレーズを提案してくれました。
生成した広告文を画像生成AI「DALL-E3」に入力し広告ポスターを作るように指示したところ、以下のイメージが生成されました。
文字の生成まではできなかったものの、写真や情報が見やすく配置され、原案として使用できそうな構成に仕上がっています。
Copywriterと画像生成AIを組み合わせることで、広告アイデアのアシスタントとして活用できる可能性があるでしょう。クリエイターや経営者など、広告作成の原案を考えたい人にオススメです。
GPTsランキングをチェックし、AIトレンドを押さえよう
世界で注目されているGPTsを知ることは、AIトレンドの理解にもつながります。活用できそうなサービスを知り、仕事や趣味の充実に役立てましょう。